よくある質問とその答え
とあるサイトのデザイン設計で「よくある質問とその答え」に関するボタン名称で異論が出たので記録しておく。
そのサイトのターゲットはパソコン超初心者の40〜60才である。そのサイトのメニューデザインにおいて、当初ウェブデザイナーが提出してきた設計書には、「FAQ」という項目があった。
ここは声を大にして言いたい。
「絶対わかんねーよ!!!」
仮にターゲットが20代であったとしても、それなりにPCに触れてきた人か英語圏の人でない限りFAQの意味は分からないはずだ。マウスやキーボードの操作も覚束ない50才前後の人には、まず理解されないと見ていいだろう。
そこで、少し分かりやすいQ&Aという表現に書き換えられることになった。というか、した。
そしてしばらくサイトの運営をしていたのだが、Q&Aのページを見る人が少ないことが分かってきた。「メニューにアルファベットは辛いか。」そう思い、ご老人に分かりやすい日本語で「よくある質問」に書き換えることにした。しかし、またしても外野からクレームが入った。「こういうものはQ&Aと書くのが世の常識だ」と言ってきやがった。
「あんたの常識と客の常識が一致してる保障はない」
というわけで、しばらく様子を見ることにした。これでも見てもらえなかったらどうしようか。