オーダーを通す熱意

こういう人はたまにいる。
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吉野家で「並つゆだく味噌汁」を頼んだら、女子大生らしきバイトに「並つゆだく玉子ですね」と笑顔で返されて、「いや、玉子じゃなくて味噌汁」と即座に訂正するも、「あ、すみません、並つゆだく玉子ですね」とまたしても間違ったオーダーを通そうとする。
多少の違いならそのままスルーしてもよかったのだが、残念ながら私は生卵が嫌いなので、ここは断固としてスルーできない。
「玉子じゃなくて味噌汁です」と言っても「えっ?えっ?えっ?」とか言っている。なんとなく焦っているように見えた。
たぶん新人なのだろうと考え、ゆっくり説明しながら、3回くらいやり取りしてやっとの思いでオーダーを通した。
当然ながら出された牛丼はんまい。
そして会計の時間が来た。
またしても「並つゆだく玉子」と言いかけたので即座にフォロー。漫才さながらの突っ込みである。
たぶん彼女の頭の中では、並とセットにするのは玉子という構造になっているのだろう。
残念ながら、その後彼女を見ることは二度となかったが、元気にやっているだろうか。


おまけ
紙に「起業」と10回書いた後に、「起床」を書こうとすると、つい「起業」と書いてしまう。